いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

拝啓 九州にいる妻へ①

今日から別々の生活がはじまりますね。

 

しばし実家で羽を伸ばし、ゆったりとお過ごし下さい。お祖父さんの米寿祝いも、よろしくお願いしますね。

 

今朝起きると、家の中がとても広く感じました。

 

自分が築いた城はこうも広大なのかと、少し得意げにもなりかけましたが、きっとそうではなく、ただ私がひとりぼっちだからでしょう。それに今年の抱負は「謙虚」です。こんなことで得意になっていてはいけません。

 

昨日は仕事が終わると、ひとりでつけ麺を食べ家へと帰りました。駅でふらりと本屋に寄ると、ちょうど発売日の面白そうな本があったので購入しました。

 

当たり前ですが、家に帰り着くとそこには誰もおらず、久しぶりに自分で鍵を開けて入りました。(トイレに駆け込みたかったので少しだけ慌てながら・・)

 

ソファに腰掛け買った本を捲っていると、面白くてしばし読み耽ってしまいました。ただキリのよいところでなんとか切り上げ、お風呂にお湯をためて入りました。防水スピーカーをもちだし、毎週聞いているあのラジオの録音を聞きながら。

 

風呂をあがってからは、しばしPS4でモンハンもやってみたのですが、案の定ひとりでやるモンハンは味気なく、モンスターにも惨敗したので早々に辞めました。

 

その後、以前途中まで観ていた映画の続きを観終わると、テレビで音楽をかけながら、本の続きを読み始めました。あなたたちがテレビ電話をかけてくれたのは、そのようなタイミングでした。

 

そちらに行っても、あの娘は相変わらず元気そうで安心しました。ヤンチャが過ぎないよう、どうか見守ってあげてください。

 

電話が終わってからもしばらくは本を読み、目が疲れてきたので就寝することにしました。少し寂しいので枕元にスマホを置き、そこでお笑い動画を流しました。

 

チョイスしたのは和牛の漫才。失敗でした。なんども観ているネタなのですが、面白すぎて目をつぶりながらも笑い声をあげてしまうのです。これでは寝れないので仕方なく動画を切りました。

 

気がつけば、今日の朝でした。

 

そして先程までソファに腰掛け、テレビでGRAPEVINEの音楽を流しながら、昨日買った本の続きを読んでいました。もう半分くらい読んでしまったので、この連休中で読み終わりそうな勢いです。

 

今日の私のミッションは、いつかの時間に配送されるテレビ台を受け取り、業者の人と協力しながら部屋に設置することです。そのために、リビングの片付けはひととおり終わりました。設置が終われば写真を送りますね。

 

今は買い置きしてくれたお餅を食べながら、この“手紙”を書いています。食べ過ぎると怒られるので、3つまででやめておきますね。ただあと少しお腹がすいているので、後で別のものを食べるかもしれませんが・・。

 

別々の生活は2週間以上あるので、思い立ってこのような“手紙”を書いてみました。この期間中には何度か書こうと思っているので、日が経つにつれ変化する私の様をお楽しみください。


前フリのように思われると少し嫌ですが、今のところ、ひとり暮らしは思いのほか快適で、少なからずわくわくとした感情を抱いております。

 

いつもはできないような、例えば一日中本を読んだり、映画を観たり、そんなことをして過ごしていきたいなと思っています。(そしてできればダイエットも・・)

 

そちらも寒いでしょうが、どうか体調には気をつけて。あの娘のこともよろしくお願いします。 敬具