いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

夕暮れ時の初詣

遅ればせながら初詣に行ってきた。

 

場所は四天王寺あべのハルカスで予約した娘の福袋を取りに行くついでに、家族3人で参拝してきた。

 

時刻は夕方4時頃。正月からしばらく日が経つので、さすがに人はまばらだった。

 

お賽銭を投げ、妻と並んで手を合わせる。娘は抱っこひもの中で眠っていたので、私が彼女の分も担った。

 

妻と2人でおみくじを引きたかったが、小銭が足りなかった。1回100円なのだが、細かいのが150円しかなかったのだ。しかたないので断念する。

 

妻が厄年なので、それようのお守りでも欲しいなと、敷地内をぐるりと歩いてみたが、売り場を見つけられなかった。近いうちに妻は九州に帰る予定があるので、地元にてお祓いと併せて買うことにしよう。

 

前日、妻はスマホを買い換えたこともあり、嬉しそうに写真をたくさん撮っていた。最新のiPhoneで、ポートレート撮影ができ、データ容量も大きいのだ。

 

寺を後にする際、娘がのっそりと起きてきた。コートに包まれ、暖かくぐっすりと眠れたので、すこぶる機嫌がいい。私たちはあべのハルカスを目指して歩き出した。

 

途中コンビニに寄り、おみくじで使わなかった150円を使い、暖かいラテを買った。妻と分け合いながらに飲む。その暖かさが身に沁み入るようで、妻と一緒に「おいしいね」と言って笑い合った。

 

そんな私たちを見て、娘もニコニコと笑顔になった。きっとふたりの楽しそうな雰囲気につられたのだろう。

 

私たちは正面にそびえるあべのハルカスを目指してゆっくりと歩いた。オレンジ色の夕日がビルに反射し、辺りはキラキラと輝いていた。

 

引かなくたってわかる。家族全員、今年も大吉だ。