いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

寝たふり

娘の寝たふりのクオリティが高い。

 

人を欺くための寝たふりではなく、「って、寝たふりかいっ!」とツッコませることを目的としたそれだ。

 

昨日も、夕食をこれ以上食べるのが嫌になった娘は、案の定寝たふりをした。「くぉ~くぉ~」と、(誰の真似か)とてもリアルなイビキを鳴らす。

 

私がノリに付き合って「あ~寝ちゃった」と漏らすと、すかさず娘は目を開け「おきたよ!」と得意げに言うのであった。そのやりとりが楽しいのか何度も繰り返す。

 

お風呂に入るときもそうだ。まだリビングで遊びたかった娘は、私が誘いに来るとその場で寝転び、わざとらしい寝たふりを始めた。まぁ、抱っこで連れて行けるので逆に楽だったわけだけど。

 

そんなふうに、娘の中で今寝たふりがブームになっている。たぶん彼女の中では鉄板ネタのつもりなのだろう。私たちが毎回付き合ってあげているので、少しずつ上達していっているような気もする。

 

九州人のふたりから生まれた娘だが、生活の環境がそうさせるのか、なんだか(いわゆる)関西人っぽくなってきた。幼稚園とかに行き出すと、それこそ関西弁も覚え、ますますそれっぽさが増すのではないだろうか。

 

この娘なら、関西のノリにもうまく馴染むことができそうな気がする。

 

以前は「おしとやかな女の子に育てるんだ!」と意気込んでいた時期もあったのだが、今ではお茶目に愉快に育っていく我が娘を、ただ微笑ましく見守っている。