いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

リの字

ここ1ヶ月ほどは息子とふたりきりで寝ている。

 

それまでは妻と息子がペアで寝ていたのだが、一度試してみると、私と寝る方が息子も熟睡してくれるということが判明したのだ。

 

きっと私からはお乳がでないとわかっているので、多少お腹が減ったくらいだと諦めてくれるのだろう。リビングに布団を敷き、そこでふたり『リ』の字で寝るのが、最近の標準陣形となっている。

 

就寝前の息子とのふたりの時間は、なかなかに至福の時だ。寝そべる私の身体にむずむずとよじ登ってきて、目を合わせるとイタズラ顔でいひっと笑う。

 

そして男同士のノリをわかっているかのように、大胆な戯れ合いを彼から仕掛けてくるのであった。

 

また最近では教え続けていた甲斐もあってか、私をみて「ぱぱ」と口にすることも増えてきた。そのまえには「まま」を口にしていたのでその派生系には過ぎないのだが、破裂音が少し出しづらいのか発音がソフトになるところが可愛いらしいのであった。

 

無垢に甘えてくるのも堪らないが、やっぱり私をパパだと知覚した上で向かってきてくれるのは嬉しいことだ。息子とふたりだけで眠るこの貴重な期間を、今は大切に過ごしたいなと思っている。

 

さて、そのような前置きはさておき、本日は久々に雨が止んだので電車に乗って外出をしてきた。

 

キューズモールに赴き、しばらく家に篭り溜まっていたストレスを、買い物という形で発散した。

 

プリキュア、すみっこぐらし、ディズニーと、キャラクターの専門ショップも立ち並んでいるので娘もはしゃいでいた。次々とカゴに放り込まれるアイテムから選別し、いくつかを買ってあげ喜ばせた。

 

私たち夫婦も銘々に買いたいものを買い、リフレッシュすることができた。夏休みもあと一日。その後は日常に戻るわけだが、なにも家族と別れるわけではない。息子との穏やかな夜も続いていくはずだ。