いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

もののけ姫とプレゼント

雨の日が続いている。

 

今日も近所にちょっとした買い物をするくらいしか外出ができなかった。せっかくの休暇なのにと大人達はやきもきしているが、子供たちは楽しそうなので、それだけがせめてもの救いだ。

 

そんな今日はまず朝から『もののけ姫』を観た。昨夜のロードショーの録画で娘が続きを観たがったのだ。ショッキングな描写もあるので少し心配もしていたのだが、娘的にもストーリー展開が面白いらしく、最後まで食い入るように観ていた。

 

そして改めて私も思った。もののけ姫、いい作品だなと。観終わった後にもう一度この余韻を味わいたくなり、別のジブリ作品を観ようとしたものの、同じような雰囲気の作品が見当たらなかったので、結局はふたたびもののけ姫を最初から観はじめた。

 

今作特有のシリアスさと重厚さ。それでいてエンタメ性に富んだ場面展開とキャラクターの魅力。妻がジブリ作品の中で一番好きと言うのも頷ける。私も今の気分で言えば、一番のお気に入りとなった。

 

さて、そんな楽しい時間の後は、試練が待ち受けていた。毎年頭を悩ませているが、今年も子供の誕生日プレゼントを選ぶ時期がやってきたのだ。それも今年からはふたり分。ふたりの誕生日は近く、それぞれの実家からもリクエストの催促が来ていた。

 

1歳になる息子と5歳になる娘。選ぶ上ではそれぞれに異なる難しさがあった。前者の方は当然まだ喋らないので、欲しいものを主張しない。ゆえに親の考えのみで贈り物を選ばなければならない。

 

後者の娘の方は、あれが欲しい、これが欲しいと、様々な主張をしてくるので、彼女の自由奔放な希望をどこか一点に収斂させる難しさがあった。

 

とはいえ、妻と議論を重ねながら、なんとか日程が近い息子の方のプレゼントは決めることができた。まだ娘の方は保留としたものの、今日の最低限の課題はクリアできた。

 

誕生日に限らず、一年通して何かしらのプレゼント選びに苦心しているような気がする。子供の頃にはわからなかった、大人ならではの苦労のひとつだ。