いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

最終日

夏休み最終日。テーマはリラックスだった。

 

朝から妻はアロママッサージに出掛けた。提案したのは私だ。明日から再開される戦いの日々に向け、心身共に癒しておこうと考えたのだ。

 

ただ昨日の時点で私が行くマッサージ店が見つかっていなかった。調べてみると、いかに女性専用サロンが多いことか。いいなと思えるところはどれも男性厳禁。そんなわけで妻だけを先に行かせていた。

 

昼過ぎに妻がほくほく顔で帰ってきた。とても気持ちよかったそうだ。結局私の店は見つからず終いであった。そんな私をみて憐憫を抱いたのか、妻からこんな提案があった。

 

「私がマッサージしてあげようか?」

 

そんなわけで60分コースをお願いした。夫婦間とはいえしっかりお金を支払うという約束のもとで。

 

その60分は至福の時だった。たまに娘や息子が寝そべる私にダイブしてきたが、それを除けば心からリラックスできた。妻も自身がマッサージをしてもらった直後だったからか、とても上手であった。後半はマッサージを受けながら眠りに落ちていた。

 

その後は娘と折紙を折りつつ映画を1本観た。とても後味の良い作品で気持ちも健やかになった。外を見ると雨が止んだので娘と自転車の練習へ。雨が再び降り出すとマンションのキッズルームで遊んだ。

 

夕食を食べながら、妻と庵野秀明のドキュメンタリー完全版を視聴した。その後でお風呂に入り、私の夏休みの最終日の幕が降りた。おかげ心身は充分に癒された。明日からまた、気持ち新たに頑張ろう。