いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

叱るツラさ

娘を叱らないといけないときのツラさといったらない。

 

もちろん少しばかりは『腹だたしさ』も含まれているのだが、感情を主で構成しているのは『哀しさ』である。

 

大好きな娘とは、できれば笑顔ばかりを交わしていたい。冗談を言い合って、ケラケラと笑い、ときには私の方が叱られて「ごめんごめん」というような、ほのぼのとしたやりとりだけで済むのであればそうしたい。

 

でももちろん、そんなわけにはいかないのだ。子供だからときに「いけないこと」をするし、徐々に「我慢しなければいけないこと」も増えてくる。

 

そのたびに、私たちは娘を叱らなければならないし、娘からすれば、叱られなければならないのである。

 

会社での部下育成も同じかもしれないな、と少し思ったが、たぶん全然違うだろう。こんなにもその人を思い、愛情を持って指導する上司なんているわけがないのだ。