いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

人の協力を得る

娘が楽をすることを覚えたようだ。

 

ひとりでもできるのに、ご飯を食べさせてほしい、トイレを手伝ってほしいと、私たちにお願いしてくる。

 

さらには横着なことに、私たちが手伝わないと、ご飯を食べない、トイレに行かないと、駄々をこねるときもある。甘やかしに慣れてしまい調子に乗ってしまうのだ。

 

そんなとき娘は「ぱぱあ、てつだってー、おねがーい」と甘えた声を出してくる。もちろん、娘がまだできないこと、困っていることであれば喜んで手伝うのだが、手抜きを助長するようなことには気が進まない。

 

得てして私たちはそんな娘を叱りつけることになる。娘も意気地になり駄々をこね続け、結局はささやかな段取りがどんどんと遅れてしまうのであった。

 

娘には「頑張ってたら、手伝ってあげる」とよく言う。そしてその言葉を口にするたびに、自分でも改めてその言葉を噛みしめているのであった。

 

仕事でもそうだろう。本当に頑張っているときは自然と周りからの協力が引き出せるものだ。どこかで読んだ言葉であるが、実にその通りだなあと思うのであった。

 

娘を見ていてもわかるが、見せかけの頑張りはすぐにバレる。娘のは特にわかりやすい。「ほら、がんばってるから、てつだってー」と自らで言ってしまうからだ。


そんなものは論外としても、私も身の振り方には注意したい。私も基本的に楽をするのが大好きだからだ。周りからの協力は、自分を見つめ直す為のバロメーターだ。