いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

にわかに沸き上がるラグビー熱

ラグビーW杯のパブリックビューイングに行ってきた。

 

清々しい青空の下、芝生の上にシートを敷いて試合を観戦した。『オーストラリアvsフィジー』の一戦だ。格下のフィジーが前半までリードするも、後半にはオーストラリアが地力の強さを見せ、見事に逆転するといった大変面白い展開だった。

 

私も妻も興奮しながら大画面を見つめた。娘は前半の間は芝生の上を歩き回っていたが、不機嫌になりつつあったので、妻が寝かしつけた。我々は木陰に陣取っていたので、そこでベビーカーに乗せ娘を眠らせた。涼しげな気候の中での昼寝は、さぞかし気持ちよかっただろう。

 

私と妻はラグビー素人である。先日まで放送されていたドラマ『ノーサイド・ゲーム』の影響でラグビーに興味をもち、W杯ブームで試合を見始めた。典型的なにわかファンだ。1試合通して見たのも先日の日本戦が初で、これでフル観戦は2試合目だった。

 

しかしそうだとしても、ラグビーにはなかなか魅了されてしまっている。球技であり、格闘技のようでもあるその魅力に、すっかり心を掴まれてしまったのだ。

 

そこには力のぶつかり合いもあれば、華麗なるパス回しもあり、チーム個々に特徴を活かした戦術もある。なんとも総合力の高い面白さをもったスポーツだろうか。

 

実は私の父は大学時代にラグビーをしていた。試合で首の骨を折ったこともあるようで、そのときにもし死んでいたら自分はいなかったんだなと思うと、少し怖い。

 

そんな父は現在、テレビに齧り付いてラグビー観戦をしているようだ。またW杯の観戦チケットもいくつか手にしているので、開催期間中は全国を飛び回って観戦に行くらしい。そりゃ大好きなラグビーのW杯が自国で開催されるのだ。はしゃぐなという方が無理な話だろう。

 

私たちも実際の会場には行けないが、来週もまたこのファンゾーンに来てパブリックビューイングを楽しむつもりでいる。次は日本戦を観る予定なので、なかなかの混雑が予想される。昨日はほどよい混み具合でゆったりと観れたのだが、次はそうもいかないだろう。

 

思いのほか、妻の方もなかなかのラグビー好きになっている。一緒に見始めて、知識レベルも同じくらいなので、にわか同士で話していて楽しい。

 

また妻は、外で皆で観戦するといったちょうどよいイベント感も好きみたいだ。たしかに、実際にやってみると家で観戦するより楽しかった。それにラグビー体験ブースもあり、そこで娘も楽しそうに遊んでいたので、来週ふたたび連れてきてあげるのも楽しみである。

 

そんなわけで、我が家でもラグビー熱が着実に高まってきている。やっぱり自国開催ということが与える影響度は大きいな。なんだか、2020年のオリンピックでもはしゃいでいる自分たちの姿が、容易に想像できた。