いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2022-03-21から1日間の記事一覧

監督不行き届きのタンコブ

杵でコンクリートを打つような音がした。 緩い傾斜の坂道を息子が駆け下り、その勢いのまま平坦になったところで躓いたのだ。受け身が間に合わず、額を直にアスファルトに打ちつけた。 私はすぐ後ろで彼の後を追っていた。しかし突然のことで何もできなかっ…