いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2023-03-02から1日間の記事一覧

瓦礫の死角

西村賢太の『瓦礫の死角』を読了した。 これまで著者の作品をほぼ連続して読んできたが、なかなか本作は一冊としての読み応えがよかった。 著者の投影である主人公の17歳時代の連作と、作家となった近年における一幕らが収録されており、そのバランスも良か…