いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

逆立てる

息子の髪を乾かす際、逆立てて遊んでいる。

 

昨夜は往年のベッカムヘアーにしてみた。つぶらな瞳にツンツンヘアーというギャップが狂おしほど愛おしい。申し訳ないが、男の子だと髪の毛で遊ぶのにもそんなに罪悪感を抱かない。

 

赤ちゃんはまだ頭蓋骨に隙間があるので、観察していると頭がペコペコと動く。それに伴いツンツンヘアーもピコピコ動く。昆虫の触覚みたいだ。癒されるなあと、私の太腿の上でたまにニヤケながらに眠る息子を見ていて思った。

 

もっと髪が伸びたら遊びがいが出てくるのだろう。多少なりとも冒険的なカットをしてみてもいいかもしれない。もちろん、妻の小さな彼氏にもなるので、彼女の需要も聞かなければ。

 

とはいえ、どんな髪型をしていようが可愛らしいことに変わりない。これが10年もしたら憎たらしい口を聞くようになるんだろうな、と思うと少しやり切れなくもなるのだが、大きくなったら真っ直ぐに可愛がれないのだから、今のうちに存分に可愛がっておこうと思うのだった。

 

今日はぺったりヘアーに挑戦してみようかな。