いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

4度目のマンション見学

昨日は4度目のマンション見学に行ってきた。

 

これまでは、家に来たチラシや販売営業の方の紹介により物件を見てきたが、今回は初めて自分たちで調べて、マンションの見学に行った。

 

↓初回

pto6.hatenablog.com

 

↓前回

pto6.hatenablog.com

 

今回のマンションを選んだ基準は、なんといっても「立地」だ。これまで3回の見学で少しずつ知識をつけてきた私たちは「立地」の重要性に気づき始めていた。

 

というのも私は仕事柄、今後のサラリーマン人生において「転勤して一時的に大阪を離れる」ということを避けては通れない。

 

それゆえ、そのような場合に「売却」したり「貸し」たりできるような、「資産価値の落ちにくい」物件を選びたい、という軸が私と妻の中で形成されつつあったのだ。

 

そういう観点で探し、選んだ新築マンションが、昨日見学に行った物件だった。

 

大阪メトロの大動脈、御堂筋線北摂に位置する「江坂駅」周辺。都心の「梅田」にも、新幹線駅の「新大阪」にも、「伊丹空港」にもアクセスがしやすく、それでいてベッドタウンとして住環境が整備されている。

 

当然、「大阪の住みたい街ランキング」でも上位の常連さんだ。昨日の販売営業の方の言葉を借りれば、「資産価値は上がりもしないが、下がりもしない盤石なエリア」とのこと。

 

私たちは期待を胸に、モデルルームの見学へと向かった。しかし、現実は厳しかった。

 

まだマンションは完成していないにも関わらず、既に空き部屋は3階以下の数部屋しか残っていなかったのだ。(この物件は5階以下だと前方に建物があり見晴らしがよくない。)

 

残念ながら、私たちはこの物件を諦めざるを得なかった。

 

しかし、今回の見学で気づいたことはいくつかあった。

 

まず、やはり本当に条件のよい物件は、当たり前だがすぐに売りきれてしまうということ。

 

今回の物件に至っては、販売側も「なにもせずとも売れる物件なので楽」ということを言っていた。

 

それゆえに、販売営業も経験の浅い若者ばかりを配置しているそうだ。(私たちはたまたま複数物件をかけもつベテラン営業マンから説明を受けたのだが、その方がそのようなことを教えてくれた。)

 

すぐに売れる物件=人気のある物件=中古で販売したり賃貸に出す場合でも客がつきやすい物件=資産価値が落ちにくい物件。

 

素人でもわかるロジックだ。私たちが「売ること貸すこと」を視野に入れて物件を選ぶ必要がある以上、今回のマンションのような物件を今後も探していく必要があるだろう。

 

次に気づいたことは、私自身が想像以上に「のどか」な所に住みたいと思っているということだ。

 

今回の物件、立地としては申し分ないのだが、正直なところ私はあまりピンとこなかった。

 

その原因を自分の胸に手を当てて聞いてみると、もっと人通りが少ない、静かで落ち着いたところに住みたいと思っている、そんな自分の深層心理を掘り当てることができた。(根がやはり田舎者なのであろう。)

 

そのほかにも、私たちがこれまで見てきた物件・エリアの客観的な価値や、「徒歩12分」が思いの外遠いこと等、細かいところでもいくつか気づきがあった。

 

結論的には、「資産価値の落ちづらい利便性の高いエリアで、駅から10分圏内、それでいて大通りから1本中に入ったような、比較的静かな立地にあるマンション」を探したいと私は思った。

 

・・・改めて書いてみると、どんどん欲張りになっている自分に気づく。

 

とはいえ、今マンションを買う必要性に迫られているわけではないので、それくらい理想を掲げて、もしそれを満たす物件に出会えたら買う、くらいでいいのかもしれない。

 

今日も午後から、別のマンション見学だ。先週受けたFP診断の結果を受け取りに行ってくる。

 

今日行くマンションはこれで3回目だが、そろそろ行くのは止めにしようと思う。いつのまにか明らかに私たちの条件からは外れていってしまった。

 

知識をつけていくこと、物件を数見ていくことはやはり重要だと思う。1ヶ月前の自分と比べ、物件の見え方が明らかに違う。

 

何事も「学んでいくこと」は楽しい。社会勉強にもなることだし、今後も気長に続けていこう。