いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

何でもないような休日

昨日は、隣町の子育て支援センターに行ってきた。

 

正確には隣の隣の隣町。妻と娘と自転車で向かった。

 

マンションを出発し、これまで行ったことのある区域を抜け、未開の地へ。なんだかモンハンの探索みたいだね、と妻と笑い合った。

 

隣の隣町は、ニュータウンとして住環境がとても整備されていた。自転車で通り抜けているだけで住みやすさを想像できる。なるほど、人気のあるエリアなわけだ。

 

道幅の広い舗道を線路沿いに進むと、更に気品漂う住宅地が広がっていた。その先へと進んでいくと、隣の隣の隣町(山田)に到着。

 

駅前なのにごちゃごちゃしておらず、徒歩圏内にコンビニ、スーパー、薬局が揃っている。更にはちょうど良いサイズのショッピングモールまで。素敵な住環境だ。

 

目的地である子育て支援センターも、駅徒歩1分の好立地にあった。私たちは近くのパーキングに自転車を止め、さっそく建物の中へと入った。

 

妻から聞いていたとおり、そこは素敵なセンターだった。広さもちょうどよく、設備も充実している。なにより、スタッフさんたちがとても親切だった。

 

娘は「やったー」と飛び跳ねながらにガッツポーズをし、意気揚々と遊びはじめた。おままごと、すべり台、電車遊び、ふうせん、フラフープ・・。様々なことをやりながら、2時間くらい遊んだ。

 

暗くなってきたので、センターを後にした。その後はショッピングモールのトイザらスへと行き、娘のクリスマスプレゼントを下見することに。

 

キャラクターをたくさん覚えてきたので、娘が反応するオモチャも本当に増えた。プレゼントは、もう少し検討を重ねた上で選ぶことにしよう。その後夕食をとり、モールを後にした。

 

帰り道、娘は自転車のフロントシートの中でスヤスヤと眠った。ダウンを着てマフラーを巻き、その上から毛布をかけていた。さぞ暖かくて気持ちよいに違いない。

 

私と妻は、自転車を漕ぎながらたくさんの会話を交わした。そして家に帰り着くと、帰りしなに買ったカップケーキを皆で分けて楽しく食べた。

 

特筆すべきことは何もない一日。

 

ただ私は、こんな風にとりとめも無く日記を書いてしまうような、ありふれた休日が大好きだ。どこかを観光したり、旅行に行ったりするよりも、幸せだなぁとしみじみ感じることができる。

 

何でもないような事が、幸せだったと思う。

 

そんな過去を振り返った歌詞が有名だけど、本当に幸せなら、その瞬間にも十分実感できるんじゃないかな。

 

まぁ「二度とは戻れない」というのは本当にそうだから、なんにせよこの日々は大切に過ごしたいのだけど。