いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

午後休

昨日は午後休を取って家に帰った。

 

持っている仕事が現在どれも『待ちのステータス』で暇なのと、週末の疲れが若干残っていたので、大事をとって身体を休めようと考えたのだ。

 

太陽が頭上にあるうちから帰るのは、新鮮な気持ちだった。当たり前の話だが、私が会社で働いている間も、このように世界は動いているのだ。

 

家に帰り着くと、妻と娘が嬉しそうに迎えてくれた。遅めの昼食を食べる二人をゆったりと眺めていると、全身の力がだらりと抜けていく。それだけで、帰ってきて良かったな、と感じることができた。

 

その後は、娘と一緒におままごとをし、妻とはゴールデンウィークの予定を固め、必要な予約を完了させた。

 

続いては、出しっぱなしになっていた雛人形の片付けだ。「早く仕舞わないと娘の婚期が遅れる」という迷信が気になりつつも、なかなか片付けられないでいた。妻と娘と一緒に手際よく片付けることができた。

 

その流れで妻は衣替えを始めたが、私は不要となった粗大ゴミを捨てに行き、その後はゆっくりと読書をさせてもらった。そして日が暮れてくると、家族みんなで近くのスーパーに買い物に行き、妻の作った夕食を食べた。

 

そんなふうに、私の午後は穏やかに流れていった。半休というのは何かと中途半端な気がしていたが、実際にとってみるとその時間以上に満足度は高いように感じた。

 

また仕事がぽっかりと空いた時などには、積極的にとってみよう。人生が少しだけ豊かになる。大袈裟なのかもしれないが、昨日は本当に、そんなふうに感じたのだ。