いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2018-06-16から1日間の記事一覧

詰め将棋

「王将」は確実に追い込まれていた。 敵の陣地へと入った「飛車」は「龍」と成り、その進撃はもはや誰の手にも負えないものとなっていた。 これは将棋盤上ではなく、昨夜の布団上における話だ。 「王将」は私。「龍」は娘だ。和室に二つ並べた布団の上で、私…