いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2022-12-21から1日間の記事一覧

棺に跨がる

西村賢太の『棺に跨がる』を読了した。 先に読んだ『寒灯』に続く作品。出版社は異なるのだが、前作からの続きとして読むことができる。 著者の投影である主人公、貫多と恋人の秋恵との破局直前の日々を描いた短編集。前作から、貫多の行き過ぎた言動をヒヤ…