いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2022-12-30から1日間の記事一覧

歪んだ忌日

西村賢太の『歪んだ忌日』を読了した。 西村作品を読むのはこれで三作目となる。本作も私小説なので、前作までと同様に、作者のどうしようもなく荒ぶれた過日を辿ることとなる。 本作では、異なる年代の作者の生活が切り取られる。ただ、主人公自体の成長が…