いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2023-02-07から1日間の記事一覧

蠕動で渉れ、汚泥の川を

西村賢太の『蠕動で渉れ、汚泥の川を』を読了した。 ふたたび西村作品に戻ってきた。改めて他作者の手掛けた美文調の作品を読んでからここに戻ってくると、彼の作品の魅力が理解できる。 実に映像性に富んだ文章なのだ。文章を辿ると遅延なしに映像が浮かん…