いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2023-02-10から1日間の記事一覧

芝公園六角堂跡

西村賢太の『芝公園六角堂跡』を読了した。 いつも通り、著者の経験を下敷きに書かれた連作の私小説ではある。が、この本に並べられている短編たちは、少しばかりこれまで読んだものたちと異なる質を帯びていた。 切り取られている時代は現代に近く、芥川賞…