いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

心を鬼にしてというけれど

娘のわがままが目に余るようになってきた。

 

基本的には良い娘なのだが、テンションが上がりすぎたとき等になかなか言うことを聞いてくれない。もう3歳になったことだし、本人の為にもしっかりと躾を身につけさせてあげたいと思った。

 

これまでは妻が叱り役で、私がフォロー役だった。というより、私は娘に対して甘い態度ばかりをとっていた。でもだからこそ、そんな私がいざというときに厳しい態度をとれば、躾を覚えさせる上で有効なのではないか。

 

いつも通りおどけてくる可愛い娘に対して、厳格な態度をとり続けるのは簡単なことではない。でも彼女のためにもやらなければならないのだ。頭の中に“心を鬼にして”という言葉が浮かんだ。

 

でもそのときふと思った。“心を鬼に”する必要はあるのだろうか。というか、“鬼”にしてはダメではないか。

 

子供のためを思って厳しい態度をとるのだから、なにも極悪非道な鬼になんかならなくてもよい。心は“親”のままでよいのだ。それを“心を鬼”にしてしまうと、ただただ酷いことをしてしまいそうだ。

 

そのため私は“心を親にして”娘と厳格に向き合った。しばらくは辛いだろうけど、親として乗り越えなければ。