いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

忘年会を終えて

昨日は会社の忘年会だった。

 

わりに楽しく飲めた。気難しい部門長もうまく転がしながら会話の輪に入れてあげたし、同僚たちにも適宜話をふってその場を然るべく盛り上げた。

 

会半ばにあったビンゴ大会でも4人目のビンゴに滑り込んだ。景品はクオカード2000円分。去年は娘用のオモチャを手に入れたので今年も期待していたのだが、残念ながら子供用の景品はなかった。

 

一次会が終わった後は、直属の課長と先輩ふたりと二次会に行った。いつもどおりのぶっちゃけトークが展開され、私はソフトドリンクを飲みながら、概ねの時間を聞き役に回っていた。やはりこじんまりした飲み会の方が、ゆるりとしていて私は好きだ。

 

その後、帰り道が同じ先輩と電車に乗り、来年のことなどを軽く話してからひとり駅を降りた。二軒目ではお酒を控えたので足取りはしっかりとしていたが、こめかみ辺りに鈍い痛みを覚えた。

 

静かに帰宅すると部屋は暗く、妻と娘は寝室に入っていた。時計を見ると11時を過ぎていた。物音を立てないようゆっくりと服を脱いでいると、寝室の妻からおかえりというLINEが届いた。

 

帰りが遅かったので、娘とも朝しか接することができなかった。彼女は今日一日をどんなふうに過ごしたのだろうか。ふと、そのことがものすごく知りたくなった。

 

ひとりラジオを聞きながらシャワーを浴びた。洗面所で身体を拭く際には身体がガタガタと震えた。本格的に冬になっている。だって忘年会をするくらいだもんな。

 

もう12月か。2019年ももう終わりか。

 

年々1年の体感時間がどんどん短くなってきた。ありふれた表現だが、本当にそれを実感として感じている。

 

カウントダウンをし始める。年末までじゃない。家族とぬくぬく過ごす、休暇に入るまでのカウントダウンだ。