いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

一夜にして熱が下がる

コロナ陽性が判明してから家庭内隔離をしている。

 

昨夜は娘の部屋に布団を敷き、そこで一夜を明かした。深夜に身体が火照り熱が上がっている感覚があったが、解熱剤も飲んでいたのでなんとか眠ることができた。

 

しかしながら、朝起きると体の節々の痛みが治り、頭痛も消えていた。熱を計ると平熱に近く、一夜にしてここまで回復したことに自分でも驚いた。

 

一年半に初めてコロナに感染した際は、数日間苦しんだ記憶があるからだ。もしかしたらその時の抗体がまだ身体に残っていたのかもしれない。もしくは薬か。風邪症状を抑えるものしか服用していないのだけど。

 

喉の痛みや鼻水は多少あるものの、前日があまりの苦しさだったため、相対的に体調が良くなったと感じているだけかもしれない。ただ、もしそうであっても私にとっては有り難かった。

 

上司には報告済みで、今日は体調優先で休むよう勧められていたが、またいつ症状が出るかわからないので、平気なうちに仕事を進めておきたかった。ゆえに昼前からは自室の机に向かい、仕事に取り掛かった。

 

その後も、家族との接触ができない状態なので、休憩をとりつつ夜まで仕事をこなした。途中、部下へ指示出しするためのミーティングを1回行ったが、思いのほか喋ることも苦痛ではなかったのでよかった。

 

今夜もぐっすり眠り、明日の朝も同じような調子であれば、明日からは平時と同様の業務をこなせそうだ。

 

とはいえ感染力が5日間はあると医師から言われているため、症状が緩和されたといえ家族との接触は控えるべきだろう。前回コロナにかかった時は、娘から、妻、私へと、時期ズレをする形で家庭内感染をして地獄であった。その過ちを繰り返したくはないのだ。

 

子供との接点が少なくなり、妻にも負担をかけてしまって申し訳ないが、これが最善手であると信じる。

 

さて、そんな中でも今日は嬉しいことがあった。

 

今日は娘の小学校の終業式があったようで、通知表を貰ってきたのだ。妻から遠目で見せてもらうと、そこには全項目に丸の付いた満点の通知表が。

 

娘が充実感を持って小学校生活を送れていることは窺い知れていたが、それがこのような形にもなって表れてくれるとは。親としてとても嬉しかった。できれば娘を抱きしめてあげたかったけれど、グッと堪えた。