いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

同じ屋根の下で

今日も引き続き家庭内で隔離生活。

 

ただもう熱も下がり軽い風邪症状のみなので通常営業で仕事をこなした。上司とのミーティングも円滑にやり終え、ささやかな資料修正を施して勤務を終えた。

 

途中、妻と娘がスイミングスクールに行ったので、その間だけ残された息子を、マスク姿で、出来るだけ接触しない形で、一時間ほど子守をしていた。

 

数日ぶりに私が一緒にいるからか息子は普段より数倍テンションが高く、ご機嫌になってくれたのでなんだか嬉しかった。ひとつひとつのリアクションも大きいし、なにより一言一言を満面の笑みで発してくれる。

 

あと数日の辛抱なのだけれど、それでもやっぱり、とても寂しく、申し訳ない気持ちが胸に募った。

 

娘の方も、ちょくちょく私の部屋の前を訪れ、気遣う発言や、ささやかな声かけをしてくれるのでとても有難く感じている。今日、食後の食器をリビングに持って行った際、娘が妻の指導のもと踏み台に乗って食器洗いを手伝っており、そこでも小さな感動を覚えた。

 

本日から夏休みに入った娘は、宿題を早く終わらせ、新しいお手伝いにもチャレンジするのだと、昨日、妻に向かって宣言している声が聞こえてきた。彼女の明るさには毎度本当に救われ、励まされている。

 

そして私が隔離され使い物にならない中、自分も風邪症状を抱えながらに子供二人の世話をしてくれている妻には、本当に頭が上がらない。私に関する世話では極力手間をかけさせないようするつもりなのだが、毎回私の分まで食事を用意してくれるのだった。

 

この週末までは隔離を続ける形になるだろう。同じ屋根の下にいて、彼女らの発する声や賑やかな生活音だけでも聞こえてくるのが、せめてもの救いである。