いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

サッカー日本代表

サッカーW杯の初戦、日本代表が見事に勝利した。

 

地震関連のニュース以外で、久しぶりに見たテレビだった。

 

私は小さい頃から兄の影響でサッカーをしてきた。本格的に取り組んでいたのは高校生までだが、それ以降もフットサルや観戦等、なんだかんだサッカーに纏わることを好んでしてきた。

 

しかしここ最近、サッカー日本代表の試合を一生懸命見るということが少なくなってきていた。どの試合も見るには見るのだが、前のように食い入るようには観戦しなくなっていたのだ。

 

勝敗が振るわなかった、というのもそうかもしれないが、自分と同世代の選手がなかなか活躍できなくなってきた、というのも私が日本代表戦から遠ざかった理由のひとつかもしれない。

 

数いる代表選手の中でも私が特に好きなのは本田圭佑だ。ビックマウス、俺様、いろいろと言われているが、彼は一言で言えば努力の人だ。

 

精神力、行動力、決断力、発信力。それら良い面にライトを当てればこれほど魅力的な人物はいない。ほぼ同世代として、彼の存在は私に大きな刺激を与えてくれている。

 

そんな本田圭佑も無事日本代表メンバに選ばれた今回のW杯。直前の監督交代もあったが、正直私は大会前からわくわくしていた。

 

本田、岡崎、長友、長谷部、香川、吉田、川島など、私が最も熱中していた頃の日本代表メンバの集大成となる本大会。

 

そこに大迫、原口、柴崎、昌子、酒井など、若手選手が頼もしくも成長を遂げ、チームに加わってくれた。(そして乾も遂に真価を発揮してくれた。)

 

私にとってこれほどまでに魅力的な日本代表はない。そしておそらく、同世代メンバの活躍が見られる大会は、きっとこれが最後となるだろう。

 

そんな期待を抱き向かえた本大会初戦。結果は周知の通りだ。下馬評をひっくり返し、見事な大金星。最高のスタートを切った。

 

香川がいつもより頼もしく見えた。大迫がワールドクラスの強さと巧さを見せた。柴崎が素晴らしいゲームメイクをしてくれた。

 

長友、原口、岡崎が気持ちを見せる走りをしてくれた。本田が少ない時間でしっかりと結果を出してくれた。

 

ロスタイムの数分間は、テレビの前に立ち、声を上げ、祈るように応援した。試合終了のホイッスルが鳴ると、大きな拍手を送ると共に、勢い余って娘を抱きかかえた。

 

地震で沈んだ気持ち、不安を、一気に払拭してくれる戦いっぷりだった。

 

スポーツの素晴らしさ、そこからもらえるパワーの大きさを、改めて実感させてくれた試合だった。

 

日本代表メンバには大きな称賛と感謝の気持ちを送りたい。そして次戦以降においても、引き続き応援していきたいと思う。

 

頑張れ、サッカー日本代表