いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

身体が熱い

朝ひとりソファに座ってのんびりしていると、妻が慌てて寝室から出てきた。娘の身体が熱いらしい。

 

続いて娘もペタペタと歩いてきた。いつもの笑顔を浮かべ「おはよー」と言ってくれる。抱っこしてあげると、確かに身体がかなり熱かった。

 

すぐに体温計を持ってきて測ってみると39℃。朝一にしてはとても高い熱だ。この時点でこの高さなら、昼からは更に上がる可能性が高い。

 

これまでの傾向から、うちの娘は早めに熱を下げておいた方が良い、という経験則があったのでオムツ替えの際に座薬を入れた。幸いまだ熱以外の症状は出ていない。

 

その後、私は近くのコンビニに行き、ゼリーやポカリ、娘の好きなパンやポテトやグミを買ってきた。昼間に食欲が出なくなった時の備えだ。

 

妻とは話し、とりあえず病院には行かず経過を見ることにした。今行っても症状がないので解熱剤を追加で貰うだけになるだろう、という判断だ。

 

一緒に朝食を食べはじめると、娘はいつもどおりおにぎりやゆで卵をもぐもぐと食べていた。途中から『トムとジェリー』を見たがったのでテレビで映したら、楽しそうに笑っていた。

 

このままなんとか持ち直してくれたらいいのだけど。少し後ろ髪を引かれながらも、私は家を出て現在会社に向かっている。

 

子供の熱は急に出るのでびっくりする。妻から連絡があれば、すぐにでも家に帰るつもりだ。