いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

秋のピクニック

昨日は友人たちと公園でピクニックをした。

 

それぞれの家族も連れてだ。空は清々しく晴れ渡り、澄んだ空気は秋の涼しさを纏っていた。

 

いつもは集まるとバーベキューをしていた面子なのだが、メンバーのひとりが妊娠中で、もうひとりには生後4ヶ月の赤ちゃんがいるため、今回はピクニックになった。改めて、みんな大人になったものだ。

 

テントをふたつ設置し、それぞれが持ってきたシートを連ねて敷いた。テーブルを置き、その周りにチェアを並べる。買ってきた惣菜やペットボトルを広げれば、いざピクニック開始だ。

 

娘も含めた全員でジュースでの乾杯をした。めいめいに食べ物をつまみ、談笑に花を咲かせた。新メンバーとなった0歳児くんもとても可愛くて、抱っこすると赤ちゃん特有の甘い匂いが鼻孔をくすぐった。ふにふにとしていて、それだけで情愛の念を抱かされてしまった。

 

我が娘はと言うと、ご飯をあらかた食べ終わると、ひとり芝生の上をかけていき、近くで遊んでいた男女の兄妹をくどき、いつのまにか一緒に遊び始めていた。ボールで遊んだり、クッションを引きずったり、木を登ったり、シャボン玉で遊んだり。お友達が帰るまでけっこう長い時間遊び、本当に楽しそうだった。

 

その後、疲れが見えた娘を寝かしつけると、自然と男女メンバーが固まり、大人だけでの会話をした。我々男性陣は仕事の話が中心で、分野の異なる職場の話に、色々と刺激を受けた。

 

オレンジ色の空に、キラキラと光る川面、広々とした芝生の上を爽やかな風が吹き抜けていく。気持ちいい。きっとその場にいた誰もが、そう思っていたに違いない。

 

最後に集合写真を撮った。前回の春と比べると新メンバーが増えている。次に撮るときにはまたメンバーが増えている予定だ。いつか写真を並べて見返してみたいな。