いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

プロフェッショナルな職人さん

職人の仕事ぶりを見るのが好きだ。

 

今日はエアコン取り付けの職人作業を見学していた。昨日買ったエアコンの取付の立ち合いである。

 

その職人さんは、大きなエアコンをひとり抱えてやって来た。とても驚いたのだが、全ての取付作業をひとりだけで行うようだ。

 

手際よく作業が進められていく。滑らかで心地よい。まるで楽器を演奏しているみたいだった。

 

適宜手に取る小道具たちもカッコいい。ベルトに装備されたポケットや固定具から引っ張り出され、役目を果たすとまたそこに収まる。

 

大柄な職人さんだったが、ひとつひとつの小道具の扱いや仕舞い方が丁寧で、プロフェッショナルだと感じさせられた。

 

作業や工程にひとつも無駄を感じなかった。それなのに重要な局面(壁にエアコンの固定版を水平に取り付ける際など)では、複数の道具で何度も水平を確かめているところも好印象をもった。

 

そしてこちらが疑問に思いそうな点は先回りして解説をしてくれた。理由とセットで教えてもらえると尚更なるほどなと思える。あまり口数は多くないタイプの方だったが(職人はそうでなくっちゃ)、ただ作業を見学しているだけで、その方の人となりまで伝わってくるようであった。

 

職業がなんであれ、プロの人を見ると尊敬の念を覚える。テレビ番組の『プロフェッショナル』も当然好きだ。私もいつか自らを誇れるようになりたい。