いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

よき参謀

今日は午前中、上司と馴染みの会社に提案に行った。

 

ここ1年、常駐案件にかかりっきりだったので久しぶりだった。初対面の別部署の責任者も一緒だったが、その方の説明も興味深く、クライアント側の方々も誠実そうで本当に困っている様子だったので、素直にお力になりたいという気持ちになった。

 

ミーティングは、是非次回もお願いしたいという形で終わり、秘密保持契約を結んだ後に、次回はより具体的な話をということになった。あとは今年度どこまでやるかを決めるだけで、次々回は正式提案にもっていけそうである。

 

事務所に戻る道すがら、初対面の責任者とも会話をしたが、実力もあるぶん、周りに対しても厳しいタイプだということが感じ取れ、この方と一緒に仕事をするとなると気合いが必要だと理解できた。おそらくはこの案件で一緒に働く形になると思うので、今から心づもりの上、覚悟を決めておきたい。

 

夕方は部下とのミーティング、常駐先のクライアントとのミーティングを終え、夕方には直属上司らとのディスカッションミーティングを実施した。

 

最後のミーティングはなかなか白熱し、上司とも一触即発な空気にもなりかけたが、最終的には議論を真っ向から交わしたことで双方の目線が合い、落ち着くべき所に落ち着いた。これでなんとかこの案件も前には進みそうである。

 

上司とまた喧嘩寸前だったと、リビングの妻に共有すると、半分呆れ、半分は心配そうだった。しかし、その後、上司側からチャットがきて、さっきは自分の事前の情報共有が不足していた、申し訳ないと謝ってくれていた。

 

そのことも妻に伝えると、「なんて器の大きい上司だ」と称賛しており、反対に私は上司イジメをする生意気な部下だと非難をしてきた。

 

しかしその後、私はジムに行き、トレーニングをしながらオーディブルでビジネス書を聴いていたのだが、それによると「参謀たるもの上司と対等に議論をし、ある種の好敵手的な存在でなくてはならない」ということが語られており、なるほど、ゆえに私は上司から重宝されているのだし、このままでいいのだ、と自分としては納得したのであった。

 

さて、明日はまたクライアント先に赴く。上司だけでなく、クライアントのよき参謀にもなれるよう、言うべきことは耳痛いことも言い、必要に応じて議論も辞さないという姿勢でもって、しっかりと貢献したい。