いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2度目のマンション見学

昨日は2度目のマンション見学に行ってきた。前回出会った販売代理店の方に、別のマンションを案内してもらったのだ。

 

↓前回

pto6.hatenablog.com

 

そのマンションを見に行くにあたって、改めて今後におけるマンション選びの進め方について、ヒアリングされアドバイスをもらった。

 

エリアも価格帯も決まっていないヤミクモの状態ではなく、ある程度条件を絞ってみることをご提案いただいたのだ。おっしゃる通りであろう。

 

とりあえずは現在賃貸で払っている費用をもとに、無理のない月々のランニングコストを算出し、ある程度の価格帯の目処感を設定することにした。

 

また新築との比較として、中古マンションも一度見てみるとよい、という話になり、事前にピックアップしてくれていた近所の候補物件(数十件)の情報を見せてくれた。

 

私たちはその中から、広さや間取り、築年数や立地という、紙面上から読み取れる情報を元に選別し、3つに見学候補を絞った。それらについては次回見学できるよう段取りを進めてくれるとのことだった。

 

そしてその後はついに今回のメインイベント、前回のマンションから「エリア」と「価格帯」を変えるとどのように印象が変わるのかを体感するために、別マンション(同じ販売代理店が扱っている塔内モデルルームができる物件)の見学へと向かった。

 

販売代理店の方の運転で、車で40分ほどかけ私たちは移動した。そして大阪でも有数な文教地区のひとつ、阿倍野区のマンションに到着したのだった。

 

はじめて来たエリアだったが、私はすぐに気に入ってしまった。静かで落ち着いた雰囲気、それでいて徒歩圏内に生活に必要な各施設(学校、公園、スーパー、病院、ドラッグストア、コンビニ・・・)が揃っているという充足感。

 

また、都心部へのアクセスも抜群だった。大阪の主要駅を網羅する地下鉄御堂筋線の駅が最寄り駅(徒歩7分)ということで、どこに行くにもアクセスの便がよいのである。

 

そしてなにより、大阪において随一の人気を誇る(らしい)、小中学校の学区内ということが魅力的だった。実際、その小中学校はマンション10Fから目と鼻の先に確認でき、通学するにも便利そうだった。

 

部屋から見る眺め、日当たり、内装も申し分なかった。また1フロアに3邸、計27戸というプライベート感のある小規模なマンション構成も魅力的だった。立地、物件、ともに申し分ない。今週末にでも買い手がつき、空き部屋が無くなってもおかしくないなと思った。

 

私はこの物件を実際に見てみて、『立地の良さ』というものの大切さを痛感した。

 

主要路線沿いという利便性の高さ、学区の良さ、周囲施設の充実度。やはり、これらが全て満たされている物件を一度見てしまうと、その魅力に取り憑かれてしまう自分を感じた。

 

しかし、当然のことだが値段は前回みたマンションから1000万円のアップ。良い物件は、高い。そんな当たり前の現実をまざまざと見せつけられることとなった。

 

「結局は、何に重きを置くかですよ。」

 

帰り道の車の中で、販売代理店の方がおっしゃった。まさにそうだ。自分たちの軸をもっと明確にしなければならない。私と妻はそう思わざるをえなかった。

 

その他にもいろいろと話をした。

 

学区が良いところに住むと、良い環境で子供が勉強できるという反面、周囲のレベルも高いため頑張らないと落ちこぼれてしまうリスクがあったり、そうならない為に小さい頃から塾通いをさせなければならなかったり、と色々大変な面もあるということ。

 

また人気エリアは富裕層ばかりが集まるので、子供のお受験や旦那自慢等、ドラマであるような奥様同士のギスギスとしたご近所付き合いも実際にあるため、気の抜けない生活が強いられる場面もあるかもしれないということ。

 

確かに、それらは想像するに容易い。引っ越しをしても私は会社を変えない以上、生活の大半は変わらないわけだが、妻と娘は住む場所によって生活が大きく左右されるのだ。

 

そのため、どこに住むかは“彼女ら目線”で慎重に選ばなければならない。そのような大切なポイントに、私は今更ながらに気づかされることとなったのだった。

 

そのようにして、約半日かけての第2回マンション見学を終えた。

 

販売代理店の方とは来週末もまたアポをとり、次回は中古マンションの見学と、ファイナンシャルプランナーを招いての詳細な運用シミュレーションを実施してもらうことになった。

 

先週から遊び半分で始めたこのマンション見学だったが、徐々に知識が増えていくにつれ、気がつけば購入に向けて前向きに考えている自分たちを感じた。

 

ただ、家族の幸せを真剣に考えだすと、“持ち家”問題については避けては通れないのだ。せっかくのこの機会を無駄にすることなく、しっかりと考えていきたいと思う。

 

“妻と娘の目線で住む場所を考える”

 

今回の見学で、自分の軸がまずはひとつ定まった。