いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

自転車は進むよどこまでも

外に遊びに行くとき、最近では自転車が主な移動手段となっている。4月に子供乗せ電動自転車を購入してからだ。

 

自転車はギュット・ミニ・DXの2018年モデル。子供を包み込むようなフロントチャイルドシートがついており、車体が低く乗り降りしやすいのが特徴だ。(オプションで後ろカゴも取り付けている。)

 

なかなか立派なお値段(約15万円)がするので、購入時は慎重に検討していたのだが、実際に1ヶ月使ってみた今では、もうこの自転車なしの生活が想像できないくらい、日常生活の中で大活躍してくれている。

 

休日に家族3人で出かける際が最たる活躍の場だ。妻と娘がその電動自転車に乗り、私がそれまで使っていた自転車(普通のママチャリ)に乗って移動する。(ちなみに私たちは車を持っていない。大阪市内は交通網が発達しているため、車を所有するメリットが今のところ感じられないからだ)

 

昨日もその移動スタイルで、城北公園という大きな公園と、淀川上流にある河川公園に娘を連れて行った(砂場遊び、すべり台、おいかけっこ等)。更にはそのあと、イオンモールへ行きショッピングをし、夕食はその近くのスシローで食べてきた。(戦利品は、私の帽子とTシャツ、妻の鞄)

 

自転車での移動は、移動すること自体が楽しくて、どこに行くにも融通が利きやすいという点が、電車や車にはない魅力だと思う。私は自転車に乗って河川敷を走るのが最近のマイブームだ。風を全身で感じられ、とても心地よい気分になれる。

 

娘もヘルメットをしっかり被り、なかなかお利口にチャイルドシートに座ってくれる。きっと自転車に乗るといろんな楽しいところに行けるとわかったのだろう。移動中も終止楽しそうだ。

 

そして遊び疲れると、シートに座りながらすやすや眠ってくれる。昨日も移動のたびに眠っていた。さぞかし自転車の揺れが心地よいのだろうと思う。

 

この自転車を買って以来、私も妻もとにかく外に出かけたくて仕方がない。これまで電車で行っていたようなところも、自転車で行くことが多くなった。たしかに時間はかかるけど、もうそこに到着することだけが目的ではなくなり、行くという行為そのものが目的のひとつとなっているのだ。

 

娘をいろいろなところを連れて行けるのは、親としてはとても喜ばしいことだ。そして当然、娘もそのことを大変喜んでくれている。一台の自転車がこれほどまでに家族を幸せにするんだなと、私は改めて感心してしまった。

 

さて、そんな楽しいお出かけをした次の日。娘は当然また今日も外に出かけたくて仕方ない。隙あらば玄関へと向かい、靴を履き、ヘルメットと昨日買ったばかりの砂場セットを握りしめ、外に出たいとせがんでくる。

 

だけど今日の天気は、昨日とはうってかわって荒れ模様。こんな状況では、さすがじゃないけど外では遊べない。泣きわめく彼女をなんとかなだめ、あの手この手で昼寝まで持ち込んだ。

 

今日もできれば外に行きたかったな、と思いつつも、天気ばかりはどうすることもできない。今日はおとなしく、家でゆっくり過ごすとしよう。

 

昨日にも負けないくらい楽しい思い出を、というのはさすがに無理かもしれないけれど、せっかくの日曜日なのだから、今日も娘にはたくさんの楽しい思い出をつくってあげたいと思う。

 

そして来週末はまたみんなで自転車に乗って遊びに行こう。そのことを楽しみに、来週も一週間頑張って行こうじゃないか。

 

天気が良くなればいいな。そしたら自転車で、どこまででも行けそうな気がする。