我が家のキムタクの話だ。
というのも、娘の口癖のひとつが「ちょ、まてよ」なのである。言わずと知れたキムタクの代名詞的セリフだ。
かれこれ娘が言い出してからずいぶん経つ。多いときには一日に何度も口にする。もはや本家のキムタクよりもその機会は多いのではないか。(というか、そもそも本家はあまり言わないよね)
ただイントネーションが若干異なる。キムタクの言うように、カッコいい「ちょ、まてよ」ではないのだ。
娘の「ちょ、まてよ」のイントネーションは、関西人の「ちょ、まちーな」の言い方に似ている(たぶん)。その抑揚で「ちょ、まってーよ」と言うのだ。なんだか急にコミカルでしょ?
昨日もそのセリフを聞く機会があった。私が会社から帰ると、娘はさっそく『ミミズごっこ』をはじめた。
『ミミズごっこ』とは、以前書いた『テントごっこ』と『かくれんぼ』がヘンテコな形で融合した遊びで、ベッドの敷き布団と、それに被せたマットの間に入り込み、身を隠す遊びだ。ちなみにネーミングは今した。
娘は最近、私に対してその遊びを仕掛けてくる。ミミズのようにマットの中を這って、私が探しにくるのを待っている。そして私がマットを引っぺがし彼女を探し当てると、今度は一緒にミミズになろうと誘ってくるのだ。
昨日もそんなふうに、しばらく彼女に付き合っていた。しかし、さすがにお腹が空いてきたので、私は彼女を置いて食卓へと向かった。その背中越しに聞こえたのが、関西風幼女版キムタクのあのセリフだった。
「ちょ、ちょま、ちょまってーよ!」
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さて、最後に本物のキムタクの話も少し。
最近、彼が主人公のゲームがPS4で出て話題になっている。なんでも主婦に人気らしい。
うちの妻もキムタクが好きなこともあり、実は興味がてらに調べている。ゲームでもあのセリフを言うのかな?