いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

外を見る目と外からの目

会社で外部講師を招いての講話があった。

 

講師はうちの業界に詳しいコンサルタントの社長で、ここ1年弱にあった実例を挙げながら、その背景にある世界的情勢の変化を紐解いて説明してくれた。

 

とても刺激的な話だった。一つひとつのニュースは知っていたものの、そこから立ち上がる立体的な事実、背景や思惑にまでは考えが及んでおらず、当然、具体的な未来予想までを私は描けていなかった。

 

オリンピックどうこうではなく、2020年に日本は転換期を向かえるらしい。要因はいろいろとあるが、最もわかりやすいのが世帯数が減少に転じることだ。これにより、あらゆる業界においてサービスの在り方を変えざるを得なくなる。

 

また現在も含め、その未来を牛耳るのはBIG5と呼ばれるアメリカの超巨大企業たちだ。(GoogleAmazonFacebookAppleMicrosoft)彼らは既存の市場を侵略し、自らの経済圏を着々とつくり始めている。

 

彼らとうまく連携しながら、自分たちにしかない強みを打ち出していく。それが日本企業たちが今後生き残っていくための唯一の道となる。それが講話の結論だった。よく耳にする話ではあるが、具体的な話で補強されるとなかなかの説得力があった。

 

講話の後は懇親会に参加し、講師と直接議論を交わした。講話を聞いて浮かんだアイデアを率直に伝えると、それへの同調とプラスワンのアドバイスをくれた。話を聞きながら、コンサルタント業も面白そうな仕事だな、と思った。

 

やはりなにごとも『外を見ること』と『外から見てもらうこと』は大事なことなんだと思う。

 

もしかしたら家族もそうかもしれない。たまには別の家族と比べてみたり、他の人から意見をもらうことも時には必要なのかも。

 

そういう意味では、先日の同期家族らと集まり遊んだのはいい機会だった。こういう営みを定期的に続けられたらいいな。

 

また、他の人のブログを読んだり、自分の家族について読んでもらうということも、もしかしたらそれにあたる行為かもしれない。

 

本当にありがたい事だ。願わくば末永きお付き合いを。