いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

彼女はいつもミルクティー

実は明日から家族旅行に出かける。昨夜は、妻がそれに向けた服装選びをしていた。

 

ベッドの上にたくさんの服を広げ、ひとつひとつ組み合わせを確かめながら、私へも意見を求めてきた。

 

妻「ねぇ、見て。これは少し変だよね?」
私「うーん、たしかに、ちょっと変かもね」
妻「・・・・・」

 

また別の服に着替え、私の前に戻ってくる。

 

妻「これも変だよね?私の体型とかかな?」
私「いや体型ではないと思うけど、なんか変だね」
妻「・・・・・ひどい、もういい」

私「え!?」

 

その後、ふくれっ面の妻をなんとかなだめ、お風呂を上がった後で改めて洋服選びに“とことん”付き合うという約束を交わし、どうにか喧嘩を免れることができた。

 

それにしても、このように改めて振り返ってみても、「こう返答するのが正解だった」という妙案が浮かばない。いや、なんとなくはわかっているんだけど、でも・・・いや、やっぱり、それも自信ないな。

 

学生時代、何の教科であっても大抵はそつなくこなしてきた私だが、“人生の必修科目”である『乙女心』だけは、いつまでたっても修得できない。

 

最後に、お茶を濁す意味でも妻の大好きなB'zの名曲【恋心~KOI-GOKORO~】の歌詞を置いておこう。うん、なんだかいつも以上に心に沁みる。

 

どうしよう 授業の内容は こんなときぜんぜん使えません。きびしいね 人生というのは un なかなか 先生、とても

 

松本に相談しようか?

でもたぶんひやかされるから、やめとこう。