いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

社会性を身につける

「ようちえんで、おりこうさんじゃなかったんだ・・」

 

妻に促され、娘が私にそう告白をしてきた。はにかんではいるが、少しは後ろめたさを感じているらしい。

 

話を聞くと、どうやら昨日の幼稚園において、皆で円になって歌うときに、円の真ん中に寝そべってふざけていたらしい。しかもそのせいで周りの子たちも同調させてしまい、大いに輪を乱したようだ。

 

いつもは妻が注意するだけだが、昨日は先生にまで怒られたらしい。私はそこに居なかったわけだが、娘がそのような振る舞いをしている姿は容易に想像できた。

 

娘は間違いなく先生たちに目をつけられているだろう。ほんとうに困ったものだ。本人は友達や保護者たちの注目を集めたくて、面白がってやっているだけだろうが、集団の中でその行動はいただけない。

 

今はプレだが、来年からは本格的に幼稚園へ通う。妻の付き添いもなくなるし、それまでに彼女の態度を改めさせなければ。一度私も会社を休んで幼稚園へ行ってみたいが、なかなかそんな父親はいないらしく、また娘を変に興奮させてしまいそうなので躊躇っている。

 

どうしたものか。

 

娘はよくいえばエンターテイナーで、周りの大人を笑わせるのが大好き。家の中ではそんなお調子者の娘が愛らしく、明るくて良い子だなと思う。願わくば根はそのままで、メリハリが付けられたら理想なんだけど。


毎回のことだが、育児においては「これ」といった妙案が浮かばない。社会性ってどうやって教えるんだっけ?