いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

げんなり

部屋の中が雑然としていた。


娘が遊び散らかしたのだろう。妻は怒るのにも疲れ果てた表情を浮かべていた。曰く、夕飯もろくに食べないまま、言うことも聞かずに遊びほうけていたらしい。


娘のワガママが最近また強くなったようだ。


ただ傾向としては、幼稚園があったり友達と遊んだりした日に、このような状態になりやすいように思う。テンションが上がり、それを引きずってしまうのだろう。


思えば、ママ友と遊んだ日の妻にもその傾向が見られる。友達とお喋りしたことで会話欲がだいぶ解消されたかなと思いきや、普段にも増して話が止まらないのだ。


そこらへんが男女の違いなのかなあ、と一瞬頭をよぎったが、さすがに娘と妻の件を一緒にしてはダメだろうと思い直した。それに自覚がないだけで、もしかしたら私にも同じような傾向があるのかもしれないし。


なんにせよ、娘たちがアクティブに過ごした日は、家が荒れやすい。妻は疲れ果てており、娘は興奮しているので、ふたりのパワーバランスが崩れるのだろう。そこにうまく介入し、調整をとるのが私の役目なのだろうが、仕事で疲れて帰った日にはそれもうまくできない。


こんな日が週末近くであればまだいいのだが、まだ週の真ん中だと思うとげんなりとしてしまう。ただ今日はノー残業デー。定時で家に帰り、少しでも立て直したい。