いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

行きつけのペットショップ

妻が首を寝違えた、らしい。動くととても痛いようだ。

 

そのため、今日は娘とふたりで近所で遊ぶことにした。とはいってもそんなにバリエーションがあるわけではない。公園に行くか、電気屋にあるオモチャ屋に行くか、ペットショップに行くか。

 

「わんわんと、さかな、みにいきたーい」

 

そんな娘の一言で、今日の行き先が決まった。私は娘を抱っこして大通り沿いにあるペットショップを目指した。そこに行くのは、これで3回目になる。

 

娘は慣れた感じで、まずは熱帯魚と小動物のいるエリアに向かった。ハムスターやウサギの入ったゲージを覗き込んでいく。茶色いハムスターの前では、「とむとじぇりーだ!」と喜びの声を上げていた。

 

カメレオンやトカゲなど爬虫類がいるコーナーでは、私に抱っこを求め怖がっていた。娘は恐竜っぽい顔つきがとにかく苦手なのである。

 

その後は2階に上がった。犬や猫がいる、本ペットショップのメインとなるフロアだ。娘はここにも来慣れているので、我が物顔でフロアを闊歩していた。

 

ガラス張りのゲージには子犬や子猫が多い。娘は「かわい~」と誰よりも可愛くつぶやきながら、それぞれのゲージを見て回った。そして特に気になる子がいると、ガラスをポンポンと叩いて、こう言うのだった。

 

「こんちわー、○○ちゃんです!」

 

その礼儀正しさに思わず笑ってしまった。挨拶して自己紹介までしている。というか、こんなにしっかりと自分から自己紹介する娘を、私ははじめて見た気がする。

 

その後、少し大きめの猫とガラス越しにハイタッチを交わしたり、じゃれ狂う2匹の子犬に「しぃ~、しずかにするんだよ」と急にお姉さんぶったり、娘と動物の絡みは見ていてとても面白かった。

 

この調子なら、いつかペットを買いたいと娘が言い出すかもしれない。一応マンションはペットOKだけど、私自身はペットをしっかりと買ったことないので、少し想像がつかない。

 

まぁ、でも妻は実家で犬を飼っていたし、もしそうなったとしても大丈夫なのだろう。果たして娘は飼いたいとまで言いだすのかな?少し楽しみである。