いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

『プライド』再放送

平成の話で恐縮だが、ドラマ『プライド』を観返した。

 

少し前に夕方再放送があったものを録画していたのだ。少しずつ観て、昨日で最終回まで観終えた。はたして観返すのは生涯で何回目だろうか。

 

キムタクが大好きな妻と一緒に観た。このドラマが放送された時は私たちはまだ高校生だった。誰もが恋愛に興味をもつ年頃だったので、このドラマが我々世代に与えた影響は計り知れないだろう。

 

将来はこんな恋愛がしてみたい。多くの若者たちの、理想の恋愛像を築き上げたのではないだろうか。

 

改めて観てみても、キャスティングの妙が冴えるキャラクターたち、伏線が見事に回収される脚本、心熱くさせられるストーリー。思い出補正もあるのだろうが、ほんとうに素晴らしいドラマだなと思った。

 

恋愛ドラマとしても当然だが、男同士の友情ドラマとしても見応えがある。また最後まで観ると主人公やヒロインはもちろん、脇役の皆までを洩れなく好きになっている。歳をとるにつれ感動するシーンも更に増えてきた。

 

もはや、平成を代表するドラマのひとつと言ってもいいのではないだろうか。少なくとも私にとってはそうだ。

 

今の時代では、こんなに王道で面白いドラマは作りにくいのだろうか。なんだか最近ヒットする作品を観ていると、少しひねったものが多いような気がする。王道ものは、あの時代にやり尽くしてしまったのかもしれない。

 

やっぱりこんな王道ドラマは観ていて痛快である。いつかまたこんなドラマが出てきてくれたらいいのにな。

 

きっとこのドラマは何度でも再放送されるだろう。そして私達は、そのたび観返してしまうだろう。メイビー。