いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

かけよる癒し

職場はたまに行く分には楽しい場所だ。

 

昨日は一ヶ月以上ぶりに職場で仕事を行った。各担当、当番での出社となっているため、フロアを見渡しても人はまばらだった。すれ違う際には「久しぶり」と声をかけあい、友人に会うかのように同僚との再会を喜んだ。

 

上司やその上の上司もいないから、というのもあるだろうが、昨日は悠々と仕事ができた。適度にやることもあり、在宅勤務よりも時間の流れが速く感じた。

 

当たり前のことだけど、職場というのは仕事をするために作られた、そのために特化した環境だ。コロナの感染予防で、各デスクの前にはビニールシートが貼られ適度に遮られてはいるものの、周りの人とはすぐに会話を交わせて、仕事はスムーズに進んでいった。

 

全員が出社して『密』になるのは嫌だが、今のようなぽつぽつとだけ出社しているような状況であれば、週に一度くらいは出社してもいいかも、と思ってしまった。ただ、満員電車だけは勘弁してもらいたいところだが。

 

家に帰ると、妻から「会社に行ったからか、いつもよりキビキビしてる」と笑われた。自分ではそんな違いは感じなかったのだが、妻が言うのだからそうなのだろう。

 

そんなわけで、久々の出社はなかなか新鮮でよかった。ただ一番はこれだろう。帰宅の際の玄関からの光景だ。

 

「ぱぁぱぁー!」

 

部屋から廊下を一直線に駆け寄ってくる娘。しばらく半日も離れていなかったから、三割増しに可愛く見えた。