いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ひとり座り

息子がひとり座りを始めた。

 

寝返りからうつ伏せになり、そこから体を持ちあげ地べたにちょこんと座るのだ。少し背中を丸め、前屈みに胡座をかくような体勢である。

 

ひっくり返ったら後頭部を打つので、今まで以上に監視が必要だ。またそれだけではなく、ほぼ自由自在に、這いずり回るようにもなった。

 

ハイハイはまだだが、ずり這いで進行や方向転換はお手の物。娘のオモチャを触ったり、洗濯物の山に突っ込んだりと、進撃を続けている。

 

妻とも話し、ベビーゲートを新たに購入することにした。キッチンには既に設置しているが、今回はもっと大掛かりなものを。具体的にはテレビ周りを囲う形で柵を設置する予定である。

 

娘もそうだが、赤ちゃんの成長は尚のこと早く感じられる。娘の成長に気を取られていると、息子の方を見逃してしまいそうだ。相変わらず離乳食もパクパク快調に食べ続けているし、身体も心も、すくすくと育っている実感がある。

 

また、ここまでまったく手がかかっていないので、逆に心配もしている。いつどの段階で、どんな風に手がかかるのか。完璧な子はいないはずなので、いつくるのかと覚悟しておかねば。

 

もちろん、完璧な子なんてはなから望んでもいないので、息子ならではの手の焼きどころ、謂わば隙を、見せてくれるのを楽しみにしている。