いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ハロウィン・パーティ

昨日は仲間達とハロウィン・パーティをした。

 

仲間というのは会社の同期たちで、定期的に家族ぐるみで付き合っているメンバだ。今回はそのうちのひとりが住むタワーマンションのパーティルームに子供たちを仮装させて集まった。

 

そのマンションを訪れるのは初めてだった。パーティルームは29階で、その日が快晴であったこともあり全面窓からの眺めは素晴らしかった。大阪の街全てが見下ろせるようだった。

 

女性陣の行き届いた準備のおかげで、パーティはつつがなく進行した。久々の再会を喜び、子供たちの成長には驚かされた。我が息子も初お披露目だったので、代わりばんこで抱っこされた。大人しい彼もすぐに仲間に迎え入れられた。

 

子供たちの仮装も皆可愛かった。うちの娘はエルサで、もうひとりの女の子は白雪姫だった。男の子はスーパーマン、ダンボにプーさん。また急遽参加できなくなってしまった家族からは、後にTT兄弟の仮想動画が送られてきた。

 

自立できる1歳以上の子供たちは、部屋の中と外とを自由に動き回っていた。部屋の外も広々とした展望エリアで中庭にも出られた。ほぼ他の人もいなかったので子供達も駆け回れた。私たち男性陣はそれを笑顔で追いかけながら、間間でそれぞれの近況をお互いに共有し合った。

 

子供が成長するにつれ、子供達同士の絡みも増え、この集まりの面白さと有り難みを実感させられた。今回も企画してくれたリーダとしみじみと話しながら「いつまで続けられるかねえ」と漏らした。すると彼は力強くこう述べた。

 

「いつまで“やれる”かじゃなくて、いつまで“やる”かだろ。出会ってもう10年くらいやってんだ。独身時代から恋人ができ結婚して子供が増えるまで。これからもやるっしょ。任せとけ」

 

テーブルに並べられた料理はどれも美味しかった。我が家では知りえなかったお洒落なサンドイッチなどもデリバリーし、手作りケーキなどと共に美味しく食べた。食後は子供達がお菓子も渡し合い、ハロウィンの雰囲気も楽しんだ。

 

嬉しい発表もあり来年にはまたひとり、この集まりに小さな仲間が増えるらしい。はたして性別はどちらであろうか。どちらであれまた賑やかになるに違いない。とても楽しみである。

 

娘と息子もお利口だった。娘は子供たちの中では最年長で、小さな子とも優しく遊んでいた。一方、息子は最年少。それなのに基本的に泣き声も上げず、静かにベビーカーや誰かの腕の中に収まっていた。その様に皆は感心していた。

 

夕方前に後片付けをしてその場は解散した。1組とは駅まで一緒に行って、そこで別れた。彼に懐いていた娘は手を振った後に涙を流した。

 

大丈夫、またすぐに集まって、皆に会えるよ。