いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

絵本買いすぎだよ!

「パパ、またえほんかったの?かいすぎだよ!」

 

娘が『絵本』と言っているのは私の『本』のことだ。Amazonから届いた包装を剥がしているところを見られ、くどくどと説教をくらってしまった。

 

わたしだって、ぜんぜんかってないんだから。なんでパパばっかりそんなにかうの?もういっぱいもってるじゃない。娘にそう責められ言い返せないでいると、聞いていた妻にも面白半分で同調された。

 

読書は唯一と言ってもいいほどの私の趣味なのだから、できれば多めに見てほしい。そうは思いつつも、頻繁に本を買っていること自体は事実なので、彼女らの指摘も甘んじて受けねばなと思った。

 

以前にも、娘からは同じようなことを言われ、責められたことがある。そのときは、こう言い返した。

 

「それを言うなら、君もオモチャをたくさん買っているじゃないか。パパはオモチャを買わないぶん本を買ってるだけだよ」そのような反論をしたのだ。

 

すると娘はさらに語気を荒げた。「なんではなしかえるのよ!いまはえほんのはなししてるでしょ!」

 

私は単に、娘にとってのオモチャが私にとっての本だということを教えたかったのだが、なんだか苦し紛れに話をすり替えたかのような言われ方をされてしまった。でもある意味では、娘の言う通りなのか?いまいち確信が持てない。なんにせよ、あまり本を買っているところは見られないようにせねば。