Amazonでふと目に留まり、読みたくなったので即注文した。以前、三島由紀夫の特集の際にも気にかけたが、そのときは結局買うには至らなかった。
ボリュームが多くなかったこともあるが、とても楽しく一気に読み終えた。テレビ番組向けなので重すぎもしないが、かといって軽すぎるわけでもない。つまりは実にちょうどいい塩梅だったのだ。
ヘミングウェイの『老人と船』『敗れざる者』『移動祝祭日』という3作品のことが語られている。その中で『敗れざる者』だけは未読だったが、ヘミングウェイの短編小説はいくつも読んだことがあったので、その雰囲気はよく想像ができた。
既に知っていることも多かったが、好きな作家について語られているのを読むのは楽しいものだ。久しぶりにヘミングウェイ作品を読みたくなった。今読んでいる本たちを読み終えたら、次に検討しよう。
ヘミングウェイでないにせよ、ここのところ日本作家の作品を続けて読んでいることもあり、久しぶりに海外文学を読みたくてたまらない。同じ日本語で書いているというのに、やっぱりちょっと、そこから得られる滋養は異なるようだ。
この100分de名著シリーズ。11月号の予告を見ると、またまた興味ある作家の特集だったので、そちらも購入したい。今後も特集によって購読しよう。