いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

双龍図

建仁寺の双龍図を実際に見てきた。

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圧倒されてしまった。巨大な法堂の天井に描かれている。法堂の中央には黄金の仏像も鎮座しているのだが、誰もそっちを向いていなかった。誰しもが天井を見上げ、目を見開いていた。

 

絵画のことはまったくわからないのだが、とにかくこれは構図が素晴らしいに違いないと思わされた。シンメトリーでないのに、これしかないという収まりの良さ。見れば見るほど発見があって、いつまでも見ていたいと思ってしまった。

 

とても気に入ったので、売店でグッズを買おうと思った。しかしどれを手にしてもいまいちピンとこない。やはりあの大きさで、天井に描かれているから、あの唯一無二のインパクトがあるのだろう。

 

建仁寺には他にも有名な『風神雷神図』や、美しい日本庭園、『雲龍図』などの襖絵がある。いずれも鑑賞し、芸術に触れる喜びを味わった。

 

ただ、やはり最も感動したのは先に述べた『双龍図』であった。ONE PIECEの作者、尾田栄一郎もこの絵に感激したとして、自身の作品にも取り入れたことが少し前に話題になっていた。

 

尾田さんのような玄人も、私のような素人さえも、変わらず心掴んでしまえるというのが、この作品がもつ圧倒的なパワーゆえなのだろう。実際にこの目で見られて良かったなと思った。

 

さて、京都1泊2日の旅は先ほど家にも帰りつき、無事に終了した。私は水曜日まで休みだが、娘は明日から幼稚園。疲れもあると思うので今日はゆっくり休み、明日も元気に登園してくれますように。