いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘な健気な遊び方

最近娘がハマっている遊び方が可愛らしい。

 

ポケモンが好きで、図鑑を買い、それを基に自由帳にお絵描きをしているのだが、どうやらそれを小学校に持っていき、お友達と見せ合って、描いた絵でバトルをしているようなのだ。

 

お手製のポケモンカードのようなものだ。なんて子供らしい遊び方だろうか。これが実際のカードを購入して学校に持っていくというのならだいぶ話が違うのだが、なんせ自分で書いた絵で遊んでいるのである。あまりの健全っぷりに頬を緩めてしまった。

 

学校でたくさんバトルしたいからと、彼女は宿題を終わらせた後にも机に座り続け、自由帳にえんぴつを走らせている。お金を投入して自分のカードを増やすのではなく、自分のお絵描きで持ち手のポケモンを増やす姿を愛らしく感じてしまう。

 

きっと彼女らはまだピュアだから、学校のルールを逸脱しようという発想すらないのであろう。そのため、ルールの中でいかにお友達と学校で楽しむかを、彼女らなりに考えて、工夫しているのだろうと想像する。

 

一度、彼女のポケモンが描かれた自由帳を持たされ、ふたりでバトルを体験させてもらったのだが、定量的な概念は皆無の、感覚的な攻防が繰り広げられた。せめてタイプとかだけでも付記してあればいいだろうに、とは思ったのだけど、まあ彼女らの中でバトルが成立しているのなら、野暮なことは言うまい。

 

子供らしい健気な遊びをみて感銘を受けたお話。