いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

トイレ行きたがり

息子はやたらとトイレに行きたがる。

 

「ちっちでる」、「といれ、ちっちする」と主張し、そそくさとオムツを自分で脱ぎはじめる。しょうがないのでトイレまで連れて行くと、自分の補助便座を設置して、嬉しそうにその上へとまたがるのだった。

 

しかし待てど暮らせど、おしっこは一向に出てこない。それどころかトイレットペーパーを無意味に引き出しては戻し、クルクルと遊び始めるのが常である。

 

きっとオシッコがでてから、「ちっちでる」と言って、事後にトイレへと行っているのだろうと睨んでいる。出したのをきっかけにトイレのことを思い出し、連れて行っても出したばかりだから全く出てこないのだろう。

 

私たちもそのことはわかっていながらも、そろそろトイトレも始めなければならないので、ダメ元でトイレへと連れて行く。そして毎回案の定、裏切られるのであった。

 

娘はトイレ自体を怖がり、なかなか便座に座りたがらなかったので、それよりはマシなのだが、また別の意味でやっかいに思っている。

 

これはオムツを卒業するまでになかなか苦労しそうでならない。はたしてトイレに座り、おしっこを出してくれる日はくるのか。遠い将来な気がしてならない。