いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

変わるお薬、変わらぬお薬

昨日は発熱した娘を病院に連れて行った。診察の結果、予想していた通り鼻風邪ではないかということだった。

 

その場で鼻水の吸引を行い、鼻水を抑える薬、痰を切る薬、もしものときの解熱剤をもらい、診察は終わった。

 

お医者様からは、寝るのが一番、長風呂は控えて、熱が長引くようなら週末もう一度見せに来てと、おおよそ想定内の指示を受け一安心した。

 

通い慣れた病院だったので、娘は基本的にリラックスしていた。しかし診察室の前にくると、これまでの苦い経験(診察時に身体を押さえつけたり)を思い出すのか急に泣き出した。もうしっかり記憶力がついてきているんだなと、はからずとも娘の成長を感じることができた。

 

またその間、妻も自分の風邪を完治させるために別の病院にいってもらった。そちらも風邪薬等をもらってきたので、それらを飲んで早期回復をしてもらいたいなと思う。

 

ちなみに昨日、仕事は午前中年休を取得した。病院には受け付け開始直後に行ったので、家に帰ってきてもまだ1時間半あまり会社に行くまでに時間があった。そのため掃除機をかけたり、料理をしたりと、妻と分担しながら家事をいくつか済ませることができた。

 

なんだか会社にいると午前中なんてあっという間に過ぎる感覚だったのだが、家にいると時間の流れ方が違うのか、結構いろんなことができるんだなと新鮮な気持ちになった。もちろん、親一人、子供一人の状況だと、子供の相手をするのに精一杯でなかなか思うように家事はできないんだろうけど。

 

それにしても最近の子供用のお薬はうまく作ってあるものだ。どれもシロップのような液状になっていて、娘は「おいし」といいながら嬉しそうに、デザート感覚で飲んでくれる。

 

きっと味付けも飲みやすいよう甘めにできているんだろう。こういう細かな配慮が、どれほど世の中の親達を楽にするか。なんだか製薬会社の方々に感謝したい気持ちになった。

 

熱の変遷をみると、娘は順調に快方へと向かっているようだ。妻も少し辛そうだが完治まで最後の踏ん張りどころだろう。

 

彼女たちの様子をみるに、今週末までは家で安静にしておくべきかなと思う。お出かけは少し厳しそうだ。でもしょうがない。なにより健康が第一なのだから。

 

でも、それはそれで彼女たちもストレスが溜まるだろうなと思った。誰だってずっと家にいるばかりだと気が滅入ってしまう。

 

“病気を治す薬”は飲みやすいよう常に進化しているようだが、“気を晴らす薬”は昔も今もきっと変わらない。外の空気を吸って思いっきり遊ぶことだ。

 

せめて近くの公園にでも行けたらいいな、と思った。そのために今日も早く寝ることにしよう。