いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

はじめての発熱

娘は現在1歳8ヶ月だ。幸いなことに、これまで大きな病気やケガになったことがなかった。

 

しかし昨晩、はじめて38度を超える発熱があった。咳や鼻水も出ていることから風邪を引いたのだろうと思う。

 

大したことではないのだろうが、何しろそれすらも娘が生まれて以来はじめてのことだったので、私も妻もとてもわたわたとしてしまった。

 

しっかり栄養と水分と睡眠をとらせ、安静にさせる以外に手段がないことは理解できているのに、実際に身体があつく、少し気怠そうな娘を目の前にすると、何かできないかと落ち着かない気持ちになってしまう。

 

また間の悪いことに、私も風邪の症状が出てしまった。妻も快方の兆しがあるとはいえ、未だ病み上がりの状態だ。つまりは家族全員が体調不良、という最悪の状況になってしまったのだ。

 

唯一の救いとしては、熱はあるものの娘にいつもどおりの笑顔が見られるということだ。たしかに少しだけ目はうつろで、気怠さからか不機嫌になることも多いのだが、それでも普段と変わらない笑顔と時折ご機嫌な振る舞いも見せてくれた。

 

そのことが、私と妻のあせる気持ちをどれだけ緩和してくれたかわからない。そのおかげで、はじめてにしては比較的冷静に、一夜を過ごすことができたのではないかと思う。

 

こういう状況になると、あたりまえのことだけど、家族全員が健康であることが何よりも幸せなんだなと再確認する。全員で体調を回復させて、早くまた元気な日常を取り戻したいなと思う。

 

今日病院が開いたら娘を診断に連れて行くつもりだ。仕事は午前中休みを取ったので、妻には本人の治療のために別の病院に行ってもらおうと思う。

 

娘と妻が病院に行き、少しは楽になってくれればいいのだけど。私も症状がこれ以上悪化しないよう、しっかり薬を飲み、早く治さなければ。

 

家族の健康のため、今日とれる最善をとろう。そして少しでも早く、私たちの日常を取り戻そう。