いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ピンクの制圧

昨夜は妻と娘とLINE電話をした。とても楽しい時間だった。娘とは画面越しにチューを交わし、ヘンテコなダンスを踊った。

 

一昨日サンリオのハーモニーランドに行ってきた娘は、お土産として、じいじからはマイメロのぬいぐるみを、妻からはキティちゃんの手鏡とクシのセットを買ってもらっていた。

 

それらを嬉しそうに見せてくれた娘。ぬいぐるみは大事そうに抱きしめ、クシと手鏡は何度も使うところを見せてくれた。

 

私は当然ながら、女の子向けキャラクターである『マイメロ』や『キティちゃん』に対しては、これまでなんの興味も抱いていなかった。

 

しかし娘が持つと、途端に可愛く見えてくる。ピンクの可愛らしい色使いのものを、もっともっと買い与えてあげたくなってしまうのだ。

 

なるほど、世の中にピンクのキャラクターが溢れているのはこういうことなのかと、ひとり得心してしまった次第である。

 

いずれは女の子の多くが通る道だという『プリキュア』なるものも、今はピンクピンクしていて、けばけばしい印象しかもっていない。おもちゃ屋で見るたび、正直なところ眉をひそめてしまうのが現状だ。

 

しかしこれについても、娘が好きになれば可愛く見えてきてしまうのではないか。なんだか、そんな予感がしてきた。

 

アンパンマンのキャラクター名を、自分でも驚くほどに覚えてきているのと同様に、今は全員同じに見える女の子たちの判別が、徐々にできるようになっていくのかもしれない。

 

そう思うと、少し楽しみでもあり、やはり恐ろしくもある。

 

「娘可愛い」をやり過ぎると、家の中がピンクで制圧されてしまうのではないか。・・・恐ろしや。

 

正直、自分ではそれを止められる自信がない。是非とも妻にその歯止め役をお願いしたいと思っている。