いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

プリキュア上陸

我が家にも、遂にプリキュアが本格上陸した。

 

娘が四歳になり、もうそろそろ待ったなしかな、とは思ってはいたが、案の定、すごい勢いで娘のメインストリームに飛び込んできた。

 

前々から予兆はあった。アニメを見ていなかったにも関わらず、キャラクターデザインだけでお気に召した娘は、パンツやお菓子を買う際にプリキュアのものを選ぶことが増えていた。

 

それが、先日から始まったプリキュアの新シリーズのアニメも見せ始めたものだから、娘のプリキュアブームがついに爆発したのだった。

 

娘は何度でも同じ話を繰り返し見ては、CMで流れる関連グッズひとつひとつに過敏に反応していた。これ欲しい、あ、これも買って、と。

 

娘の遊び部屋も近いうちにピンク一色になりそうである。いつかはそうなると覚悟はしていたが、やはり女子は避けては通れないのだろう。

 

娘に付き合ってアニメを見ていると、たしかに女子心をくすぐる設定に溢れている。こんなに小さな娘でも、コスメだのメイクだのに心惹かれるんだなと、改めて男との違いを実感した。

 

さらに娘は、市販で売っている変身アイテムで本当にプリキュアに変身できると思っていたらしく、YouTubeでオモチャ紹介動画を見せたところ、現実を知って、少しガッカリしていた。

 

「ズルい!あのこたちだけしか、ほうとうプリキュアになれないなんて!これはズルい!」

 

そう言って、アニメの主人公たちに嫉妬していた。じゃあオモチャの変身アイテムはいらないの?と聞くと、それでも一応は欲しいらしい。

 

私も子供の頃は戦隊モノの変身アイテムが欲しかったので気持ちはわかる。妻もそうだったようなので、私たちの念願を果たす上でも、いつか娘に買ってあげたい。なにかのご褒美にでも。